「47歳これからはじめます!!!」クリトリック・リスがボロフェスタに堂々の帰還!
関西の重鎮クリトリック・リスが、ボロフェスタに帰ってきたぞー!!!
と胸をわくわくさせていると、なんとステージからではなく、後ろの観客フロアからの登場!!!
暴れ倒す彼に目を奪われていたのもつかの間、ステージ上にもクリトリック・リス(?)を発見。
なんと、ボロフェスタの大MC土龍がクリトリック・リスに扮している!
今月47歳の誕生日を迎えたクリトリック・リスことスギムに、おめでとうメッセージを投げかけた。
明日の東京のライブには、新幹線ではなくバスで向かうと語ったスギム氏。
「あの列車には乗れない!」と大名曲「〇レイン・〇レイン」をもじった「バス・バス」を畳み掛けるように披露。
観客も、愛情たっぷりの「ハゲ・コール」で答える。
映画監督を目指す撮影スタッフの哀愁を歌った「シネマの光」で会場を感傷的にさせるかと思えば、次の「ライス&ライス」では「焼き飯と!ライス大!」のコール&レスポンスで観客を大笑いの渦に巻き込む。
この触れ幅もクリトリック・リスの魅力!
エモーショナルなトラックと歌がこだまする「1989」、
売れないバンドマンの彼女を皮肉と愛情と下ネタたっぷりに歌い上げた「バンドマンの女」。
名曲が次々と投下されていく。
「音楽なんてものは、ステージ上で不完全なものを出したとしても、聴いてくれている皆が楽しんでいれば、完全なものになる。それは、ボロフェスタのお客さんに教えてもらったこと。」と語ったスギム。
そんな感動的なMCの後に披露されたのは、「桐島、バンドやめるってよ」。
4年前にサラリーマンを辞め、音楽一本で食べていく覚悟をした彼は、
「47歳これから始めます!」と叫び、会場を後にした。
自分の信念を持ちながら、何かをずっと続けていくことは、
人が思っている以上に困難であり、それゆえに尊い。
重鎮どころか、どの若手よりもがむしゃらな彼は、
15周年を迎えたボロフェスタにも勇気を与えてくれた。