深夜1時を過ぎた頃、ステージに現れたのは、
今年のフジロックにも出演した、踊ってばかりの国。
1曲目が始まった瞬間、サイケデリックな音と声に観客も酔いしれていく。
ゆっくりとまわるミラーボールに照らされ、お酒を片手にまどろむような贅沢な時間。
ゆがむギターの甘いノイズ、身体が勝手にゆらぐようなビート。
そして、下津(Vo&Gt)の、神々しささえ感じる歌声。
目眩がするほどドリーミーな世界。
締めは、「最高なナンバー用意してるから、朝までさわごうぜ」というMCの後に
披露されたロックンロール!。
下津がスピーカーの上に乗り、天井にぶら下がり、飛び跳ねる。
観客の大歓声に包まれ、ステージを去った、踊ってばかりの国だった。