クズ、でもどこまでもカッコいい!FUCKERの魂の在り方。
ギター1本と椅子代わりのビールケースをひっさげ、
どすこいステージトップバッター、FUCKERの登場だ!!!
最初は客足もまばらだったステージだが、
FUCKERのエモーショナルで癖になる歌とギターに吸い寄せられるように、
どんどん人も集まってくる。
聴いたことがないミュージシャンでも、直感でステージに足を運ぶと
思いがけない発見があるのも、ボロフェスタの魅力!
「差別主義者たちを柔道場に集めて正座させ
ホットプレートで肉を丁寧に焼かせて
近所の人に配るボランティアがしたい」。
ユーモアと人情味がありつつも、一種の哲学を感じる歌を聞けば、
大爆笑のち、ほろりと涙ぐんでしまいそうになる。
「お金はいりません
月に1度ピザを頼めれば」。
とても分かりやすいことばを使っているのに、
心にぐっときてしまうのは、彼のうたごころのせい。
最後はフロアに飛び出し、お客さんと一緒に大合唱!!!
自らを「クズ!!!」と呼びながらもどこまでもかっこいい。
ここに、ひとりの男の魂の在り方を見た。