京都の秋の夜。ラストを締めくくる、クラムボンとの歴史。クラムボン
リハで、すでに歓声が沸き起こる。
「波よせて」が流れた瞬間の出来事。
「今のはただのリハーサルです」との声に
さらに盛り上がるそんなオーディエンスを見て、
「はじけちゃってよ!」と煽る。
「最後まで一生懸命、演奏したいと思います」
アコースティックの音色が優しく鳴り、
人がどんどんホールに吸い寄せられる。
盛り上がった1日。元気な時間を通り過ぎ、
少し疲れた身体を漂う音楽にじんわりと浸していく。
「ボロフェスタ15周年、おめでとう!」
ボロフェスタ第1回、第2回ともにトリを務めてことを話し、
あらためてボロフェスタの歴史の深さを実感する。
この空間を表現するものとして、
「楽しいんだと思うよ。最高だよね。」と語った。
「京都は、ハンパないよ。と思ってみんな見に来てるんだろうね。」
主催をねぎらう言葉の後に、ファーストシングル「はなればなれ」
柔らかく音の円を感じる幻想的な音楽に、重厚な演奏が重なる。
会場のスペースはない。それぐらいに音楽を、クラムボンを、
ボロフェスタを求めて、興奮の締めくくりとなった。