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ボロフェスタ速報ブログ

ボロフェスタオフィシャルカメラ・ライターたちがボロフェスタ2016にまつわるあれこれをレポート

多彩に変化する音、幻想的で暖かな空間をそこに。渡辺シュンスケ[Schroeder-Headz、cafelon]

本祭1日目のどすこいステージのトップバッターは「渡辺シュンスケ[Schroeder-Headz、cafelon]」

主催のMCに呼ばれて、土俵がつくられたステージに

ハットが誰よりも似合う紳士が、微笑みながら登場。

セッテイングされたピアノのまわりのスペースは満ぱん。

それでも、さらに詰め切るように人が増えていく。

 

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スタートの曲は「魚ごっこ」

やさしいを通り超えたかわいさをまとったサウンド。

ほんわかした雰囲気をつくり、そこから「surface」でテンポアップ。

鍵盤を叩く。音がはねる。そして、空間ごと音が浮上する感覚。

 

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次に、朝に似合うゆるやかなイントロ「背番号」

子どもごころを思わす、ふとよみがえる思い出。

日常と小さな世界の憂鬱を、前向きな声と音で観客の頭の中を描く。

すると、前方から、ゆらゆら。ゆれる人が波のように連なって見える。

 

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合間のMCで生の楽しさ、そして、集まったオーディエンスへの感謝を伝える。

また、その空間を楽しませるように軽やかなテンポアップ。暖かな音の連打。

そして穏やかな午後に抜群に合った「コーヒー」

繰り返すサビの美声に、洗練されたおしゃれな香りが漂う。

 

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ラストの曲で、その音のせつなさに人が誘われる。人は増え、足を止めて。

大きく、大きく、広がる音の光景は幻想的で映画のラストシーンに相応しい。

やわらかい音を観客のこころの芯に残して、両手を振り、微笑みと共に音を止めた。

 

数え切れないアーティストのライブ、

レコーディングに参加するなどの多彩な姿を持つ。

今回は、変化する暖かなメロディで

ソロアーティストとしての魅力を存分に伝えた。

そこで、観客に届き生まれた想いはかたちとなり、

拍手に添えて送られた。