フロアを引っ張り上げ踊らせる。空きっ腹に酒。
今年移動中の交通事故に見舞われながらも
5枚目のアルバムをリリースした空きっ腹に酒。
しかしそれでも音を鳴らすことをやめなかった彼らの生き方にロックの底力を感じた。
ボロフェスタ・プレイベントでもあるナノボロフェスタ(livehouse nanoでの開催)へも
出演したが本祭への出演は今回が初!
空きっ腹に酒がついにボロフェスタのステージに上がる。
本日ハナのnever young beachとは毛色が違う。
初めて聞くお客さんは音の変わりようにギャップを感じずには
いられなかっただろう。
しかし空きっ腹に酒はそんなことはお構いなし。
「もっと音楽をくれ!!」と叫びながら圧巻の演奏。
フロアを一気に沸かせ、次々に踊らせていく。
昨今で流行っている某番組によって、ラップを今までより身近に感じるようになっている人も多いのではないだろうか。
空きっ腹に酒は、ロックの波に言葉巧みにラップを乗せてゆく。
お客どころか照明さんにも「西田に赤い照明を!!」
とスタッフをも巻き込む!
最初の観客の戸惑いはどこへやら。
もう中盤までくると、空きっ腹に酒に。
フリースタイルを最後に披露してくれたユキテル。
もちろん演奏も即興。観客は大いに盛り上がった。
芯があるからこそ強く進んで行ける。
その芯を築き上げた年にボロフェスタに出演してくれたことが
嬉しく思えた。
最後は「夜のベイビー」を披露し緩急をつけて涙をも誘った。
フェスならではの自分たちを知らない大勢のお客さんを味方につけるという
光景を見事に見せてくれた。