ボロフェスタ速報ブログ

ボロフェスタオフィシャルカメラ・ライターたちがボロフェスタ2016にまつわるあれこれをレポート

京都のギターポップバンド、花泥棒インタビュー

甘酸っぱいワイキキビートと、さわやかなヴォーカルが魅力的な京都のギターポップ・バンド、花泥棒。ヴォーカル・稲本裕太以外全員脱退という危機を乗り越え、昨年より単身上京、メンバー募集をしながら活動中。そんな花泥棒に、新メンバー・イラミナタカヒロ(ex.sukida dramas)が加入! サポート・メンバーを率いた昨年のボロフェスタ(大成功!)からメンバー加入に至るまで、そして今年のボロフェスタについて幅広く答えてもらいました。

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 ――昨年のボロフェスタでの花泥棒は、京都メトロで行われた「夜の部」のトリでしたね。モッシュやダイヴが炸裂した、花泥棒としては前代未聞のライヴだったと思います。

稲本: NATURE DANGER GANGや西村道男さんが出たあとだったので、みんなテンションが高くて。花泥棒の曲は別にモッシュするような曲じゃないけど、みんな全曲モッシュしていましたね。お客さんから主催側までみんながハイになっている中でのライヴは楽しかったです。

 

――主催者の飯田さんやゆーきゃんさんもダイヴしてましたね。あの日、稲本さんがtwitterに「ゆーきゃんダイヴさせたぜ」と書いていたのが印象的でした。

 稲本:身内ノリな感じはあったけど、周りの環境があってより気持ちよくやれましたね。僕らはNATURE DANGER GANGみたいな盛り上げ方をするバンドじゃないけど、それとは全く別タイプの、ポップミュージックを鳴らすバンドとして、むっちゃ盛り上がれることをやりつくしたと思います。

 

――とてもエモーショナルな演奏で、NATURE DANGER GANGに十分対抗できていたと思います。バンドとしても、「夜の部」のトリとしてもよい経験でしたね。そんなボロフェスタが終わって、現在までにはどんな活動を?

稲本:ボロフェスタのあとは、サポートの人となかなか都合が合わなくて。3か月くらい悶々としていましたね。3月に京都であったTHE FULL TEENZの企画も、半年前から出演が決まっていたのに、全然メンバーが揃わなくて。「半年後だし、メンバーもきっと決まってるはずだから大丈夫だろ! 」と思っていたんですけどね。THE FULL TEENZも、わざわざ東京にいる僕に声かけてくれたんだから、絶対いいライヴしたいって思って。サポートの人にすごくお願いしたりしてやってもらいましたね。

 

――大変でしたね。でも、新メンバーとしてベースのイラミナタカヒロさんが加入されたそうで。

稲本:そう。冬には加入の話が決まっていて。4月に東京に引っ越してきたんですよ。

――イラミナさんは元sukida dramasのメンバーとのことですが、花泥棒とは元々知り合いだったんですか? 

イラミナ:対バンしたことも喋ったこともなかったんですけど、僕は花泥棒の音楽が好きで。花泥棒が気になったのは、去年の8月にメンバー募集のことをネットで見たころですかね。それを読んで興味を持って、CDを買いました。その時は自分が入るとは思ってなかったですね。

f:id:hanakin_borofesta2015:20150703102927j:plain                                                                        新メンバー・イラミナタカヒロ 

 

――では、どのようなタイミングで加入を意識したんですか?

イラミナ:sukida dramasの脱退が決まったときですね。脱退しても、バンドはやりたいなって思っていて。その時に、花泥棒がメンバーを募集していたのを思い出したんですよ。僕はその時愛知に住んでいたので、花泥棒に加入するには、上京しなくちゃいけなくて。これまでの人生で思い切った選択はしたことがなかったので、迷いましたね。でも、「いきなり上京するのも面白い人生だな」と思って。それで稲本さんに連絡したんです。

 

――イラミナさんも上京を選択したわけですね。不安はなかったんですか?

イラミナ:不安でしたね。やってみたいけど、後悔するんじゃないかなって気持ちもあって。でもやっぱり、花泥棒の音楽性が好きだから決めました。小沢健二のように日本語を大事にしているじゃないですか。僕、小沢健二がすごく好きで。僕もバンドをやるなら、日本語を大事にしたロックをやりたくて。日本語の歌詞を洋楽っぽいサウンドにのせて、洋楽/邦楽どっちにもシンクロするバンドをしたくて。花泥棒もそういうバンドだと思って。

 

――オザケンとか渋谷系とか、洋楽のエッセンスを汲みながらやっている日本の音楽が好きで。花泥棒が重なる部分があったので、やりたいことと一致していたと。

イラミナ:そうですね。結局やってみなきゃわかんないなって。何回会いにいっても、電話しても、やってみなきゃわからない。あとは、バンドで上を目指したい気持ちの強さも感じたから、それも共感できました。

 

――なるほど。そのような状況のイラミナさんを稲本さんはどう思っていましたか?

稲本:やってみなきゃわかんないけど、「やってみれば」なんて気軽に言えなかったですね。東京の人じゃなくて名古屋の人だから、呼んでみて万が一「やっぱり一緒にやれないです」って言うことになるのも嫌だったから。

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――そうですよね。リスキーな状況はありましたが、どういう面でイラミナさんは魅力的でしたか?

稲本:さっきのオザケンの話もそうですけど、イラミナくんとは、音楽に対する向き合い方とか、姿勢に共通するものがあって。僕は花泥棒を大衆音楽のバンドにしたくて。すげえ音楽詳しい人にも、音楽は全然聴きませんって人にも「なんかいい曲だね」ってわかってもらえるような。スーパーで流れていても親しみやすいくらいの大衆性が理想なんです。

イラミナ:その考え、すごいわかるんですよ。これまで4、5年音楽やってきて、目指すなら「わかりやすい音楽」が一番いいなって思ったんですよね。難解な音楽じゃなくて、例えば自分のお父さんお母さんにも「いいね」って言ってもらえるような。

 

――お父さんやお母さんというと、これまで歌謡曲とか日本のポップスに慣れ親しんできて、キャッチーな音楽に対する下地があるってことですよね。そんな人にも分かりやすく?

イラミナ:そうですね。演奏するならわかりやすい音楽がいいし、やるなら共感してもらえる人とやりたい。周りからの見られ方を気にしすぎて斜に構えず、でも狙っているほどポップじゃない。絶妙なバランスを保っていきたいです。

 

――わかりました。花泥棒で心機一転、頑張ってください! そして花泥棒、今年はナノボロフェスタボロフェスタ両方に出演しますね。今年のラインナップはどうですか?

稲本:今の東京のぶっ飛んだ部分を京都で体験できる感じですよね。Limited Express (has gone?)、Have a Nice Day!、NATURE DANGER GANG。この人たちは、ぶっ飛んだバンドの中でも、ぶっ飛び方が突き抜けているんじゃないかと思うので。京都にも彼らのような面白いバンドが多いから、良い化学反応が起きると思います。

イラミナ:(ナノボロフェスタ出演の)せのしすたぁのライヴも、アンダーグラウンド感がありますよね。ハードコアみたいなライヴで。初めて観たとき、「今のライヴ、本当にせのしすたぁなのかな」って疑いました(笑)。

稲本:(笑)。こういう面白いバンドたちが組み合わさっているの、いいよね。せのしすたぁとおとぼけビ〜バ〜が対バンなんて最高だと思う。まだ発表されていないバンドのことも言いたいけど、言えないのが残念です!

 

――それは今後の発表も楽しみです。ちなみに、出演者からみたボロフェスタの魅力はなんだと思いますか?

稲本:これはボロフェスタでもナノボロでもそうなんだけど、普段は見られないような組み合わせのバンドが集まるから、いろんなジャンルのお客さんが来てて面白い。お客さんもさ、いつも見ているシーンと違うバンドが見れるから、好きなジャンル関係なくCD買ってくれたりとかする。チケット価格もお手頃だし、贅沢だと思うなあ。

イラミナ:ナノボロフェスタは、sukida dramasで出たことがあって。ずいぶん前のことなんで、楽しかった記憶しかないですけど、また出たいと思っていたので嬉しいです。

稲本:ボロフェスタは、スタッフのみんなで看板作ったり、文化祭みたいな雰囲気でいいよね。スタッフは若い人や大学生も多いし、本祭もすごく楽しい。

 

――なるほど。お客さんにとってもスタッフにとっても、新しい音楽との出会いが多そうですね。それでは最後になりますが、今後の花泥棒の予定を教えてください。

稲本:リリースはまだ未定ですが、デモを作ってどんどんネットに挙げていきたいと思います。まずはメンバーを固めて、がっつり活動できる体制を整えたいですね。女性ヴォーカルと、ギター・ドラム募集しているので、よろしくお願いします!

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――メンバー、決まるといいですね! これからも活躍、期待しています。ありがとうございました。

稲本・イラミナ:ありがとうございました。

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