vsというより微笑ましい即興。FUCKERvsゆーきゃん。
タイムテーブルにこの名前があがっていることに
多くの人が衝撃を受けたであろう。
ゆーきゃんの面白エピソードで場が和んだところで
今回の企画がやっと公にされる。
今回の企画はふたりによる即興。お題は「MONEY」
一人一人からお金のエピソードを交えながら
ワードをもらって、ゆーきゃんが慣れた手つきでホワイトボードに
書き出して行く。そしてできた歌詞がこちら
300万返して 結婚しよう
金はしょせん うんこと しょんべん
時間とお金は だれにでも同じように
誰かを 上げたり 下げたり 見捨てたり
都内6000円、地方10000円
ローディできない オレだけどいつかは
300万 返して むかえにいくよ ららら
曲調はゆーきゃんのメロディを主軸にフォークソングが紡がれた。
二度と聴けないであろうこの曲。
これがいかに伝説的企画だったかは見た人だけが知っている。
THE FULL TEENZの大舞台!
eastern youthと銀杏BOYZをつなぐのは、
THE FULL TEENZだ!!
かつてはお客さんとしてやってきたボロフェスタ、
地下ステージを経て、ついに降り立つ!大舞台へ!
今日の彼らは一段とカッコいい。
カラッと明るいメロディ、リズム隊のキレのよさ。
それは、単に大きなステージにいるから、とかじゃなくて、
昨年はフジロック、今年はアルバムリリースと、
年々脂がのっていく彼らをしっかり感じることができるから。
若さと甘酸っぱさなら、大御所にも負けない!
「ビートハプニング」で拳を突き上げながら、
THE FULL TEENZのこれからに、期待する夜だった。
さて、このままついに、銀杏BOYZへ。
【夜の部】フロアを巻き込むハッピーなヴァイブス!!!HALFBY!!!
HEY!!!Boys&Girls!!!!
ボロフェスタ夜の部に必要不可欠なこの男が遂に登場だ!!!
DJ・HALFBY!!!!
ニクいくらいにお洒落&イケメンなHALFBY。
たまに見せる舌をぺろっと出す仕草も最高にキュート!
そんな彼、ボロフェスタ夜の部への出演は、
大MC土龍も何年連続?と首をかしげるほどの常連だけあって、
DJの技量は折り紙つき。
会場はまたたく間に、ハッピーなヴァイブスの渦へ!!!
アンセム、ceroのsummer soulがかかると、観客からも「サマソール!!」の大合唱が起こる。
さらにはHomecomingsの「Don’t worry boys」のHALFBYリミックスもプレイ!!
スティールパンの音色が南国ムードを添えた名リミックスに、
フロアも最高潮にぶち上がる!!!!
オールナイトイベントのため、18歳未満は入場禁止の、
ボロフェスタ、夜の部。
今は入場できないみんなも、大人になったら、この楽しさを味わって欲しい、
この楽しさを味わえるのならば、大人になるのも悪くない、思わずそういう風に感じる、超ハッピーなプレイだった。
好きだと思えるものに親身に向き合う姿勢。グッドモーニングアメリカ。
本祭2日目、後半戦に突入。
グドモおなじみの、ベーシストたなしんによるにぎやかSE!
今回の仮装はハロウィンと称してかぼちゃの被り物。
フロアに降りて観客との距離を一気に詰める。
「3.2.1.ファイヤーーーー!」
その掛け声とともにメンバーも登場。
「イチ、ニッ、サンでジャンプ」でライブをスタート。
言葉巧みな数え歌で観客は指折り数えながら飛び跳ねる。
アッパーチューンで人気曲の「キャッチアンドリリース」を披露した後、
ボロフェスタの特徴の一つである手作り感満載の装飾について
ギターの渡邊が触れ、スタッフたちの顔もほころぶ。
「ディスポップサバイバー」で盛り上がりはピークに!
そこから最新曲「ノーファング」と先ほどまでの曲とは打って変わったミステリアスでアングラな雰囲気を会場に放った。
グドモの音楽は新旧曲織り交ぜてセットリストを作ることが特徴的だ。
1stミニアルバムに収録されている「世界終わらせないで」は
刹那を歌われ、いつ聴いても心をきゅと掴まれる曲だ。
一瞬一瞬を大切に積み重ねてきたボロフェスタに向けての賛美歌とも思える曲だった。
ラストは「未来へのスパイラル」
観客のサビ大合唱はまぎれもないグドモへのラブコールである。
11月5日にバンド結成の地、東京八王子での主催フェス
「八王子天狗祭」を控えている彼ら。
地元を愛し、そこに自分たちの心底大切に思えるアクトとともにフェスを作り上げる。
この精神はボロフェスタと精通するものがあったはずだ。
彼ららしさの一つはイベントに親身に向き合う姿勢である、
そう改めて感じられるライブだった。
もう定番イベントでは!?ミノウラヒロキ・マジックショー
nanoの店員、ミノウラヒロキのマジックショー!
今年は、なぜだか土俵で手品です!
なんと!何も入ってない筒からビールを出した!!
お客さんにサインしてもらったトランプを当てた!
ますますパワーアップしていくマジックショーに、
来年も要注目!
京都と音楽を称える、憧れを昇華したパワーポップ。ナードマグネット
「イースタンユース見たかったぁー!」
と、このフェスを楽しみにしていた気持ちをぶつけて始まった。
大阪発の日本語パワーポップバンド・ナードマグネット
「pluto」で、いきなり観客の多くの手が挙がる一体感があった。
「C.S.L」「恋は呪い」を続けて演奏。どんどん取り込まれていく空間。
ボロフェスタ初参戦で、そうそうたるメンツに少し驚いたそう。
例えば、須田(Vo.)のヒーロー、イースタンユース・吉野氏が
ふらっと屋台にいたりする。それが、ボロフェスタの醍醐味。
青春の音楽が、銀杏BOYZ、イースタンユースと挙げたところで、
大学時代の自分を救ってくれたという
「モーション・シティ・サウンドトラック」の話をした。
赤裸々な身の上話で会場の空気をやわらかくした後に、
バンドのトリビュートアルバムで参加した「This Is for Real」を演奏。
続いて「ウェンズデイ」でさらなる熱気を会場に。
「暑い!照明直撃で軽い岩盤浴。デトックスできれいになろう!」
MCでまた温かくなり、あらためて音楽のヒーローについて語った。
「ミュージシャンとして同じ空間に立てていることを誇りに思う。」
「京都の音楽シーンは流行ではなく、本当にいいものを呼ぼうとしている風土がすごくいい。」
ボロフェスタの存在意義の一部を、心から称えていた。
「Mixtape」この夜の盛り上がりは、アンダーグラウンドSTAGEの空間を
観客の挙げる手の量ですっぽりと埋めてしまった。
「最高の一日にしましょう!」と言葉を添えると、
ナードマグネット本日最後の曲「ぼくたちの失敗」へ。
最後まで、残る力を振り絞るように熱狂する。
曲を終えて、ありがとうに加えた一言は
「銀杏BOYZを観に行こう!」
フロアは、気持ちよく揺れる。親近感とキャッチー。
楽しくなるメロディーに酔うライブとなった。